サブリースが適しているケースはもちろんある。一方で、「保証があるから安心」という理由だけで選択すると、将来、契約内容を十分に理解しないまま資産を承継することにもなりかねない。
終活において大切なのは、資産を引き継ぐことだけではない。その資産がどのような契約で運用され、どのような権利や責任があるのかまで家族や承継者へ伝えておくことも重要である。
「家賃保証」という言葉に安心することと、その仕組みを理解したうえで選択することは、似ているようで本質的には異なる。契約を理解しているからこそ得られる安心もあれば、理解していないからこそ生まれる不安もある。
終活とは、資産を整理することだけではなく、その資産を安心して引き継げる状態を整えることである。そのためにも、「家賃保証」という言葉だけではなく、その契約の中身まで承継者と共有しておくことが大切である。
(2026年6月29日)